YUASA M&B

EV Feasibility study in OSAKA

平成23年3月28日(月)
第2回 EV Feasibility study in OSAKA
<第2回 EV勉強会>

ユアサM&B株式会社が事務局となり、昨年に引き続き第2回 EV勉強会を開催しました。
 今、各誌新聞等で記事が載らない日がないくらいに電気自動車の動向が注目されておりますが大阪では、EV化への盛り上がりが不足しています。それらを払拭し、大阪の高い技術力を結集しようとユアサM&Bが事務局となり、4年ほど前から定期的に開催してきました。
 最初はささやかな勉強会でしたが、100万円で電気自動車にと、「スモールハンドレッド協会」が全国にその輪を広げ、電気自動車への取り組みが定着してきたことや電気自動車を核とした、充電施設やスマートグリッドシステムの周辺も、昨年よりも具体的な論議がされ実現に向けて大きなうねりとなってきていることから、産・官・学の情報交換と、さらなるEV化への機運盛り上げのため、広く参加を呼びかけ、平成22年9月27日に第1回、3月28日第2回目を開催することができました。

第2回開催に当たっては、東日本大地震が発生した後であり、開催そのものを検討しましたが、燃料が不足し、輸送にご苦労されていることを見聞きする中で、やはり電気自動車についての可能性を勉強する必要があるということから、開催しました。
 今回は40名のご参加でしたが、会場の関係でやむを得ずご参加をお断りした方や震災の復旧作業をされて、ご参加頂けなかった方も多数ありました。
 勉強会は、はじめに東京大学 総長室アドバイザー村沢義之教授の、EVからはじまり原子力発電についての基調講演を受けました。村沢先生のサステイナビリティ(社会の持続可能性)の専門家としての原子力発電に関する考え方や具体的な数字を元にした、再生可能エネルギーの世界各国の現状もお聞きし、非常に参考となりました。また世界の電気自動車業界の例を通じてのコンバートEVについての解説は、前回にもまして具体的で手応えのあるものでした。
 京都大学工学研究科の松重和美教授からは、「京都でのEVに関する取り組み」と題して、京都電気自動車プロジェクトの開発した楽しい自動車などの解説をしていただきました。
 大阪府商工労働部の総括主査岡田様からは、ものづくり 大阪産EV開発プロジェクトの紹介がありユアサM&B開発の商用車も紹介して頂きました。
 参加された皆様には、順にこれからどう取り組んでいくかを語って頂き、前回にもまして活発な議論に終始し、それぞれがEVへの取り組みに対し思いを新たにされたと思います。
 次回開催は夏頃と言うことで、閉会しました。

平成22年9月27日(月)
第1回 EV Feasibility study in OSAKA
<第1回 EV勉強会>

ユアサM&Bとしては、リチウム電池が開発された時点から2ヶ月に1度程度、電池やEV化のための基礎的な勉強会を開催してきました。
 勉強会を重ねるなかで、こうした情報を産・官・学が共有化し、相互に検討材料とすべきだと言うことになりました。
 その気運の盛上がりを受け、平成21年9月27日に第一回EV Feasibility study in OSAKA を開催しました。
 ユアサM&Bからの呼びかけに、東京大学 総長室アドバイザー村沢義之教授をはじめとして、京都大学をはじめ関西の主要大学の先生方、また行政機関からは大阪府、大阪市、企業からはGSユアサ、関西電力等、環境改善に取り組んでいる企業から30名の方に参加して頂きました。
 会議ではEVに関する活発な論議がなされ、この会を発展させEV化に向けた取り組みを今後も続けていくことを決め、閉会しました。